ズボラ女の本気

自分を戒めるための記録

ハワイでのチップ事情(レストラン編)

先日、カフェでランチをしていたら近くの席に座っていた大学生と思われる日本人女子グループ(4人)が信じられない会話をしていました。

「お金もったいないからチップ払わなくていいよね」

チップは気持ちだから義務ではない、と言うのはひと昔前の情報で、今は払うことがマナーです。 対応が悪くても、注文を取って料理や飲み物を運んでくれた以上はチップを払うべきなんです。 あまりにも酷いサービスだったらマネージャーを呼んでサービスに不満があったと伝えましょう。

案の定、彼女たちのテーブルに日本人マネージャーらしき人がやって来て、サービスに不満があったのか聞かれていました。

結果的に彼女たちはチップを払っていたのだけれど、嫌な気持ちになったに違いありません。

最近、こう言うマナー違反の観光客が多いからか下の方に「チップはこれくらい払いましょう」と記載されたレシートを発行する店が多くなりました。(だいたい18%から書かれている。) サービス料として18%頂きますと注意書きがしてあり、会計の際に料金に反映される店もあります。

チップを払わないことがマナー違反と言われてもピンと来ないかもしれませんね。 ただ、日本にいて海外から来た観光客(たまに日本人でも見かけます)が

・電車の中で馬鹿騒ぎ

・電車で降りる人を待たずに乗り込んでくる

・食事中、口を開けてクチャクチャ音を立てて食べる

・列に並ばず割り込みをしてくる

・靴を脱がずに土足で入る

などの行為をしていたらどう感じるでしょうか。 良い気持ちになる人はいないのではないでしょうか。

チップを払わないことで、現地の人を不快にさせていると言う自覚を持ちましょう。 サーバーの中には、今まで日本人にチップを支払われていない(または支払いが悪い)から、日本人と言う理由だけでサービスを悪くする人もいます。(プロとしてどうかと思うけど、それほど非常識な日本人が多かった、と言うことでしょう。) また、日本人だからチップを知らないと舐めてかかってくるサーバーもいます。18%〜20%のチップを払うように伝票に金額を書き込まれることも…。(たいていこう言うことをするサーバーのサービスは良くないです。)

では、気持ちよくスマートにレストランでチップを払うにはどうすれば良いか。

一般的には飲食した合計の15〜20%をチップとして支払えば良しとされています。 パーセンテージの目安としては以下のとおり。

15% … 普通の接客

        注文を取ってくれた

        料理や飲み物を持ってきてくれた

18% … 団体で食事に行って普通の接客を受けた

        ストレスなく食事ができた

20% … 終始気持ちよく食事ができた

         至れり尽くせり

例えばカフェでランチをして、パンケーキ($18)とホットコーヒー($4.80)を頼んだとき…

小計$22.80

チップ$3.42〜4.56

消費税込$23.87(4.712%)

チップ込$27.29〜28.43

ただ、小銭を置くのは失礼だし、※ダサいので合計で切りが良くなるようにします。

15% … $27($28)

18% … $28

20% … $29

※お金がなのに背伸びして来ちゃいました!というイメージを与えます。 例えば付き合う前に好意を寄せている年上男性や、会社の上司(役職付き)と食事に行き、一円単位まできっちり割り勘にされたらどう思うでしょうか…。

現金の場合、テーブルに置いて席を立っても良いですが"keep the chage"とサーバーに伝えてあげると親切に見えます。

カードの場合は一度カードを入れた伝票を渡すとレシートか2枚返ってくるので、店舗控え用のレシートにチップの金額、合計金額を記入して席を立てばOKです。

これでもまだチップはもったいないから払わない(払いたくない)と言うのであれば、レストランで食事をせずにabc store、スーパーまたはファーストフード店で持ち帰りしてホテルで食べましょう。 それかオーストラリアとかチップを払わなくて良い旅行先を選びましょう。

郷に入ったら郷に従う。 マナー良く食事をする人が増えて、日本人だからと舐められてチップをふっかけられるのがなくなることを祈ります。